2017年本島育子写真

パッチワーク教室retour(ルトゥール)の本島育子です。

 

パッチワークと出会って30年が経ちました。振り返ってみると、嬉しいこと・大変だったこと全てがキルトにつ  ながっていることを感じます。少し長くなりますが、自己紹介をさせてください。

 

【はじまり】

手芸が好きになったのは、母の手作りの座布団カバーです。母のワンピースの余り布に、残った毛糸でお花のバスケットが刺繍されたもの。手元にあるものだけでつくられたカバーは、特別なものでした。
パッチワークとの出会いは、30数年前アルバイト先の富良野のペンションです。古くなったシーツを染め、ハギレを縫い合わせたべットカバーが「パッチワーク」と知りました。私のつくっていたものは袋物サイズ。ベッドカバーサイズのものを、手縫いで縫いあげる驚きと共に「つくりたい!」と強く思ったことが始まりです。 

 

 

その後、キルトづくりを始めました。その原点には2つの出会いがありました。それは、お教室を始める前のことです。

1つ目は、ローラアシュレイです。30数年前まだネットのない時代です。花柄が好きだった私に「ロンドンに行くのなら」と、友達が教えてくれたのです。初めて訪れた「ローラアシュレイ」のお店には、美しい布がたくさん並び インテリアから生活雑貨の隅々に至るまで、夢のような暮らしがディスプレイされていました。あの時に感じた「花柄の布は、見ているだけで幸せ気分になり」、「日々の暮らしは楽しめる!」その思いが、私のパッチワークの原点です。

 

 

 

2つ目は、イギリス人のキルト作家アムスデン氏です。余り布が増え、パッチワークの原点「大切な布を使いきる」ことを考え始めた頃、洋書で「カラーウォッシュキルト」を知りました。それは、イギリス人のキルト作家アムスデン氏の作品でした。講習会を受講した時に『私はこうした方が良いと思うけれど、布合わせに正解はない。あなたが良いと思うものを大切にして。それが、あなたの作品だから』とアドバイスを受けました。この言葉は、作り手・伝える者としての私のベースです。同時に、私流の「布を使いきる」ことも学びました。

【retour(ルトゥール)への思い】

2002年に、母が背中を押してくれたのをきっかけに、パッチワーク教室retour

(ルトゥール)を始めました。

retourとは、フランス語で「再生」です。小さなハギレからキルトが誕生するのは「再生」そのものに思えました。そして、20・30代に手術を経験し「失うことを経験したからこその これからの自分」の再生もかけてretourにしました。パッチワークに支えられての再出発です。

 

【お教室で大切にしていること】

30年経った今も変わらないのは、好きな布に触れ 針をチクチクと動かしている時間は、日常とは違うリズムで心が落ち着くことです。日々仕事や家族のことで慌ただしくしている女性に、私がパッチワークづくりを通し「自分に戻れる豊かな時間をつくる」をミッションにしています。
パッチワークはひとつの作品が完成するまでに、長い時間がかかります。

が、それは すき間時間の積み重ねで可能なことです。

忙しいからこそ、わずかな時間を自分のために使うことは、贅沢で幸せなことではないでしょうか

【お教室のコンセプト】

コンセプトは「私のときめきをキルトでつくる」です。

 

それは、時間と手間の掛かるその過程もワクワク・ドキドキ楽しめ、愛着を持って長く使い続けられますように、そんな願いを込めています。その大切な土台になるのが、布合わせです。

 

お教室では、3つのお約束に
1.一人ひとりのお気に入りの布に合わせ、布合わせをしていきます。
2.「暮らしを楽しむ日常使いのキルト」の提案をしていきます。

3.楽しくキルトづくりの技術を磨いていきます。

パッチワークの「つくる」「使う」両面の魅力を、お伝え出来たら幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。 

 


2004年 八王子 白い画廊ポラン 初個展

2009年 表参道 ギャラリーニモード 個展

2017年 表参道 ギャラリーニモード 個展