こんにちは。
「幸せを紡ぐバラのキルト」
パッチワーク教室ルトゥールの
本島育子です。
早くも梅雨明けですね。
容赦ない暑さです。
どうぞ体調に気をつけて
お過ごしください。
さて、前回
パッチワークを料理に例え
作るモノを決めただけでは
味が決まっていない。
だから、レシピ通りにつくっても
何かモヤっと感じる
このモヤっと感じる原因は
「味=テイスト」のズレと
お伝えしました。
詳しくは → 前回のブログ
【1.大事なのはテイストを決めること】
《パッチワーク》の
「味=テイスト」とは
可愛らしい
ロマンティックな
ポップな
カントリーな etc.
ご自身が作りたい
キルトのスタイルです。
もし、”スタイル”の表現が
分かりづらかったら
好きな作家さんの作品を
イメージされると良いかしら?
こうの早苗さんのような
松浦香苗さん 〃
斉藤謡子さん 〃
古関鈴子さん 〃
松山敦子さん 〃
・・・
各作家さんの作品には
各作家さんならではの
特徴がありますよね。
作りたいキルトのイメージは
どの作家さんの作品に近いのか?
イメージ(=味・テイスト)が決まると
布(=食材)選びも
選択肢が狭まり
選びやすくなってきます。
《料理》に例えると
メニューが決まっていないのに
食材を買いに行くようなものです。
レタスにきゅうり・トマト・・・
食材の組み合わせは悪くない・・・
*1
第三者が見たら
メニューは「きっと、サラダ!」と
思っていたら
作り始めたのは
ポトフだった・・・
食材とメニューが合っていない
*2
かなり極端な例にしましたが
ここまで書けるのは
私自身が経験してきたからです。
サラダにするなら
サラダの
ポトフにするのなら
ポトフの食材がありますよね。
メニューが決まっていないから
何を買えば良いのか
ハッキリしない。
↓
ハッキリしていないから
迷うし、不要なものまで
買ってしまう・・・
布屋さんで
布を選ぶ時と似ていませんか?
使おうと思っている
布を持って行き
布屋さんで
この布が合うか合わないか?
あの布が合うか合わないか?
これって、メニューが決まっていなのに
食材を合わせているのと同じです。
↓
作品のテイストが決まっていないのに
布同士を合わせている(=*1・サラダ)
↓
でも、実際合わせてみると
合わない・・・(=*2・ポトフ)
《大事なのは》
①作るモノを決めたら
次にすることは
②テイスト(=味)を決めること
テイストが決まったら
③布をグループ分けすること
次に、テイストも決めたのに
完成したキルトを見たときに
何かモヤっとする・・・
例えば
優しい色合いのキルトにしようと思っていたのに(=テイスト)
ハッキリとした色合いのキルトになってしまった・・・
この場合は
テイストが決まっていたのに
決めたテイストと違うキルトになってしまった。
これは、食材選びが違っていたことになります。
これを防ぐのに
大事になってくるのが
グループ分けです。
【2.グループ分けしてみよう】
グループ分けとは
布を同じテイスト同士に分けること。
例えば ↓↓↓
写真 左上:グランマ・モーゼスの布 + その布に使われている色の布
右上:バラ柄 (少しくすみあり+エレガント(大人っぽい感じ))
左下:花柄(春色+澄んだ色合い+可愛らしい(若々しい))
右下:バラ柄( 上記と同じ )
こんな括りで
4つのグループに分けました。
上段の2グループは
他のグループと混ぜることは
基本ありません。(柄を生かす時)
料理で例えたら
和食系・中華系・洋食系のような
ざっくりとした括りにした時に
グループが違う。
一つのメニュー、2つの味を
混ぜることはないですよね。
それに対して
下段の2グループは
色合い・雰囲気が似ているので
作品によっては
混ぜ合わせることも
可能と思っています。
料理で例えたら
和食系・中華系・洋食系の
グループが同じ。
なので一つのメニューの中に
混ぜてもOKです。
【3.グループ分けの仕方が分からない時は】
さっそく
手持ちの布をグループ分けしてみよう!
と思われた方の中には
グループ分けしてみたけれど
グループ分けの仕方が分からない
難しい・・・と感じたら
まず
①色別にしてみる
②柄別にしてみる
例:花柄・果物柄・幾何学模様・キッチン柄
チェック・ストライプなど
↓↓↓
こうすることで
目と頭で
ご自身の布の整理=理解が
しやすくなってきます。
一口に「ピンク」と言っても
ビビットなピンク
オレンジががったサーモンピンク
ローズピンク
ベビーピンク
くすみがかったピンク
紫に近いピンク・・・様々です。
お手持ちの布を
色別に分けてみるだけで
色の豊かさに気づかれると思います。
ただ何となく布屋さんで
「ピンク系」を探しに行っていたのと
「このピンク」とピンク系の中で
ピンクの色を絞るだけで
グッと布は探しやすくなります。
先ほど、優しい色合いのキルトをつくろうと思っていたのに
ハッキリとした色合いのキルトになってしまった・・・
この場合は
選ばれた布を並べてみると
柔らかな色合いの布より
ハッキリとした色合いの布が多いと思います。
「いいえ、そんなことはないです」
と言う場合は
「柄の見方」が影響しているのかもしれません。
こちらに関しても
また、改めて
ブログで触れたいと思います。
P.S.
①インスタ・公式LINE等で
「retourさんの作品が好きです」
そんな嬉しい声を
面識のない方からも頂きます。
「でも、遠くてお教室に通えません・・・」
そんな声も頂きます。
少しでも、布合わせのヒントになればと
初の試みで
布合わせを料理に例えてみましたが
分かりやすかった
逆に分かりにくかった・・・( ;∀;)
ご感想があれば
公式LINEの方から
ぜひ、声をお聴かせてください。
②繰り返しお伝えしていますが
来月13日から
布合わせに特化した
「センスアップ布合わせ講座」が
始まります。
私自身が、お教室を始めて間もない時
まだ布合わせに自信がなく
こんな講座があったら良かったな・・・
それを形にしたのが
今回の新講座です。
お教室を始めたい方
始めたけれど、まだ自信のない方
使いたい布が使えないままの布好きな方
布合わせのヒントがたくさんあります。
まだ、お席に余裕がありますので
ぜひ、チェックしてみてくださいね。
布合わせ専科 → こちらから
講座の詳細 → こちらから
布合わせは
「悩ましい」から「楽しい!!」へ
あなただけの
『わたし色のとっておきのキルト』をつくる
お手伝いが出来たら嬉しいです。
それでは、また。
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https://www.retour-quilt.com/
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