こんにちは。
「幸せを紡ぐバラのキルト」
パッチワーク教室ルトゥールの
本島育子です。
今回・次回と2回に分けて
「布合わせ」を
「料理」に例えて
お伝えしようと思います。
料理はレシピ通りに作れば
レシピと同じモノが
出来上がる。
パッチワークも
レシピ通りに作れば
レシピと同じキルトが
出来上がる。
でも、レシピと同じキルトが
出来上がったけれど
何かモヤっとする。
このモヤっとするのは
何なのか
料理と比較しながら
見ていきたいと思います。
モヤっの原因が分かれば
解決策が分かると思います。
■料理と布合わせ・・・手順は同じようで違う？
| ◆料理 | ◆パッチワーク |
| 質問1. 最初に何を決めますか? | |
| ●メニュー | ●作るモノ |
| 質問2. 次に何をしますか？ | |
| ●食材の準備 | ●布の準備 |
質問1，2をみてみると
料理もパッチワークも
手順は同じに見えますが
実は違っている点があります。
「何か分かりますか?」
料理は、メニューが決まった時に
味付けも決まっています。
だから、そのメニューに合わせて
食材の切り方・調理の仕方・味付け
全て分かった（＝ゴール）うえで
料理をしています。
基本、レシピ通りに作れば
レシピと同じモノが出来上がります。
■パッチワークは自分で味を決める
でも、パッチワークは
作るものが決まった段階では
まだ味が決まっていないのです。
パッチワークで言う味とは
ロマンティック系なのか？
ナチュラル系なのか？
カントリー調なのか？
ポップなのか？ etc.
作品のテイストという
表現になるでしょうか。
決まっているのは、
作るモノの形だけです。
極端なことを言えば
とりあえず
布をつなぎ合わせさえすれば
作りたいモノの形になります。
パッチワークでは
本を見ながら
レシピ通りにつくれば
同じ形の作品が出来上がる。
でも、何かモヤっとする・・・
このモヤって
自分が想像していた味と違う
その感覚に似ていませんか?
作るモノが決まり
レシピ通りに縫い進める
ゴールに向かっているように
思いますが
同じ形のキルトを作ることが
ゴールなら、完成した時に
モヤっとは感じないと思います。
でも、この感覚を
経験しているのであれば
ゴールの設定が違うのでは？
あなたのゴールは
同じ形の作品をつくる
+アルファが
あるのではないですか？
あなたにとって✙アルファが何か
ちょっと考えてみてください。
私の場合は
「自分が喜ぶキルトをつくる」です。
それがバラ柄
淡い色調
柄を生かすこと などなど
パッチワークは
味は自分で決められるのです。
この味つけの部分が布合わせです。
作るモノが決まった時に
何となくゴールが決まったように
感じますが、実はまだ
ゴールが設定されていないのです。
ゴールとは「味＝テイスト」です。
可愛らしいキルトを作りたいのか？
ロマンティックなキルトを作りたいのか?
ポップなキルトを作りたいのか？
この「テイスト」がズレた時に
レシピ通りにつくったのに
何かモヤっとする。
■モヤっの原因はテイストのズレ
ズレと書きましたが
もしかしたら
そもそもテイストを決めていない？
思い当たることは
ありませんか？
お教室では
布合わせをする時に
「まず主役の布を決めましょう」
と、お伝えしています。
生徒さんが選んだ
主役の布を見ながら
作品のテイストを探っています。
テイストを探るために
「布柄の見方」
「グループ分け」
が必要になってきます。
次回は、この続きを
お伝えしますね。
布合わせは
「悩ましい」から「楽しい!!」へ
あなただけの
『わたし色のとっておきのキルト』をつくる
お手伝いが出来たら嬉しいです。
それでは、また。
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