こんにちは。
「幸せを紡ぐバラのキルト」
パッチワーク教室ルトゥールの
本島育子です。
今回は
一度だけ、パッチワークがイヤになった経験
について、触れさせてくださいね。
実は、この経験が
「布合わせ」にこだわる
きっかけになっています。
最初のお教室に通い始めて
2年くらい経った頃でしょうか。
講師の資格をとるという
目標もあり
基礎を学ぶことも
課題をこなすことも
楽しくて×楽しくて！
仕方がない。
新しい布を買っては
課題のパターンや小物を
仕上げていきました。
布合わせは
好きな布 や 目新しい布を
何となく合わせていた感じで
まだ、自分の好みが
ハッキリとは
分かっていない状態でした。
ただ、花柄は好きでした。
その当時の布合わせは
「こんな感じかな～？」で完了です。
早く縫いた～い!!
早く縫わせて～！と
「つくる」気持ちが
先行していました。
課題が多かったこともあり
作品は、どんどん増えていきます。
完成するたびに味わう
達成感と喜びに
満足していました。
それが
いよいよ講師科と言うときに
ふと手元の作品を振り返ってみると
「あれ？
これって私の好みじゃない・・・」
え～っ！
あんなに時間をかけて縫ったのに⁈
「どうして？×どうして？」
それなりに
自分の好きな布を選らんだはず・・・
好きな布を使えば
自分好みのキルトが出来るんじゃないの～？
急激にパッチワーク熱が冷め
気付いたときには
縫うことも
やめていました。
パターンの数は
かなり溜まっていたと思います。
でも、縫いつなげたいと
思えなくなっていました。
あの時の私にとって
パッチワークの楽しみのほとんどは
ただ縫う＝完成させること。
完成した時のキルトの
イメージ出来ていないまま
縫い上げてしまったのです。
自分では
それなりに布合わせを
したつもりだったので
「私って、布合わせのセンスがないんだ」
って・・・自信喪失。
結果、パッチワークが
イヤになってしまいました。
1年くらい、縫うことをやめていましたが
気付けば、雑誌を手にとり
「私が好きなキルトって？？？」
「どんなキルトが出来たら楽しい？？？」
自問自答している時に
出会ったのが
「松浦香苗先生」です。
柄を生かした素敵なキルト
先生の本を見たときに
「私もこんなキルトを作りたい！」
そして
先生のお教室に通うようになり
好きな布だけでは
お気に入りのキルトが
出来ないことを知り
好きな布を生かし
自分好みのキルトをつくるには
「布合わせ」がその第一歩で
あることを痛感しました。
好きな布∔好きな布＝好きなキルト
にならない・・・
完成形がイメージ出来てから
縫い始める
そのことに、当時の私は
びっくりしました。
今も
パッチワークを習い始めた頃と
布の好みは
基本的に変わっていません。
好きな布の
「生かし方」を知らなかったのです。
好きな布の生かし方が
分かるようになってからは
パッチワークは楽しくなる一方です。
それは今も続いています。
先生に習った当時のキルトは
使ったり飾ったりしながら
色あせても、楽しんでいます。
20年経っていても
好きなキルトです。
「布合わせが下手だから・・・」
「センスがないから・・・」と
本当はパッチワークが好きなのに
楽しめっていなかったら
もったいない!!
布合わせにも「コツ」はあります。
そのコツを知ることで
布合わせが楽しくなったら？
もっともっと
パッチワークが楽しめたら？
「布合わせのセンスがない・・・」のではなく
布合わせのコツを知らないだけです。
布合わせの苦手意識が無くなると
パッチワークは
もっともっと楽しい！
そのことを身をもって知りました。
だからお教室では
「布合わせ」の時間を
大切にしています。
さらにこの6月からは
20年間のお教室での
アドバイスをギュッと
体系的にまとめたものを
1年コースにつくりあげ
「布合わせ」に特化した
スタートします。
あなたの
「とっておきのキルト」を
一緒に作っていけたらと
願っております。
布合わせが
「悩ましい」から「楽しい!!」へ
あなただけの
『わたし色のとっておきのキルト』をつくる
お手伝いが出来たら嬉しいです。
それでは、また。
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